本にであう楽しみ


その一冊の本が
  私たちを助けてくれると
        思っています

1. 絵本      

てとてとてとてと
浜田桂子 作

てとてとてとて

浜田桂子 作

 

てって すごいなあ

もしかしたら ては 

こころが

でたり はいったり

するところ

なのかもしれない。

という言葉が最後に書かれています。

作者の浜田桂子さんは、TETOTETOの店内で講演をしていただいたこともあり、ホームページで、最初に紹介しようと思います。

手は実にたくさんの仕事をしています。
私たちも、店の名前をつける時に考えました。
手仕事、手作りをたくさんしよう、そして手をつなごう、いろいろな方と気持ちもつないでいこうということで、決めたのが、「てとてと」です。

絵本のなかの子どもたちの顔、いいですね。
一番のなかよしさんは、この子とこの子だという発見も。

2. 大人のために

「働くってどんなこと?
     人はなぜ仕事をするの?」

ギヨーム.ル.プラン 文 ジョシエン.ギャルネール 絵

伏見 操 訳 2017年 ¥1300(税別)

100ぺージに満たない薄くて、小さな本だが、「哲学さんぽ」10巻の中の一冊。10代のための、と書かれているが、大人も、もう一度考えてみたいなあと思う。それぞれ読む本は、さまざまだが、仕事に就いたあとにも、悩みは尽きないし、新たな気持ちで、スッキリするといいのに、と思う。

 仕事は単なるお金稼ぎの道具ではない。職業にはさまざまな種類があり、ひとつひとつが異なっていて、どれも専門の知識や技術を必要とする。
 ものをつくったり、サービスを提供したりして働く目的は、ただ報酬を得ることだけではない。それは自分だけの限られた世界よりもずーと大きな世界に入っていくこと。ひとつの仕事はかならずほかの地域、ほかの国、ほかの大陸にまでつながっていくことだってある。仕事に就くということは、それまでまったく自分にかかわりのなかった世界が自分の人生に加わってくることなのだ。            

(p30より引用)

 「保育士」(昔は保母だったが)という仕事も大きく変わってきた。サービス業という言われ方をすることもあるが、今後もどうなっていくのか。もう一度、「仕事」という点から考えてみたいと思う。